■次の晴れた日に■ アバウト ケイジバン ログ アンテナ      

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2005.04.23.sat 「僕が野球部を去ったわけ」#1

■前書き

僕は巨人ファンじゃないですけど、番長こと清原選手の事はアナルが張り裂けんばかりに(尊敬し始めた頃にお尻から血が出たので)、 すごい尊敬してます。阪神戦、2アウト満塁のカウントツースリーで藤川投手が清原選手に対してフォークボールで勝負した事に対して、 「(藤川は)ケツの穴が小さいな。チンポコついとんのか」これね。この発言がすっごい魅力。何も知らない人が聞かされたら明らかにホモ発言だけど。

あと新人は乱闘とかしないんだけど番長は違います。番長は新人の時にデッドボール受けたんだけど、そのまま バットを投げつけてケツタックルしてました。しかもピッチャーがかなり吹っ飛ぶという非現実的な現象が起こってたし、 とにかく藤川選手のアナルの大きさについて疑問に思ったのは清原選手ぐらいなので凄いなぁ!と日々思わされます。

*  *  *

僕のあだ名が一時期番長だった事があったんですけど、それは僕の証明写真が清原に似てたって事で、 実際全然似てないし、日が経つにつれて僕のイジられキャラが本領発揮していき、ほんの2週間くらいで番長のあだ名は剥奪された のですが、あれから2年経った今でも番長と呼んでくれる人が2名程いるのでお前らは僕を尊敬してるんだナアと毎日優越に浸っています。 え、違う。そうですか。

それでまあ僕は野球部に所属していたので、あくる日も練習に明け暮れていたわけですよ。で、監督が僕の弱気キャラなのを どうにかしようと思ったんですね。だから「おう、お前今日から清原の行動を真似ろ」と言ってきたので、僕は清原のモノマネをしてる芸人並みに弱気なので、 口答えもできずに真似をする事になったという訳です。

しかし、僕はモノマネという分野が物凄く、スベる気満々なくらい不得意なので、 ぶっちゃけ清原のモノマネとかいって股間をまさぐるモノマネと空振りのモノマネしかやる自信がないので、せめて股間 をまさぐる仕草だけは完璧にマスターしようと…くる日もくる日も野球部の練習が終わったら別メニューで股間をまさぐる 練習をしていました…。

「イチ、ニッ、サン、シッ!ニッ、ニッ、サン、シッ!!(自分の股間をまさぐった状態でグランド100周)(マネージャーに見守られながら)」

そして夏の大会が始まり、僕は練習熱心なのを認められ、見事ベンチ入りを果たしたのです。 ホントに手の皮はズル剥けで、それはもう、大変な、血のにじむような練習を積み重ねてきた甲斐が実ったのです。 まあ1つ気がかりな事をあげるとすればおチンチンの皮が剥けていない事ぐらいでしょうが、 とにかく股間をまさぐる仕草のスペシャリストとして「こいつはベンチに置いとかなアカン!!(気がする!!)」と監督さんが思っての起用だと 思います。ホント…努力は裏切らないという奴です。お前ら教育者もオナニーのやり過ぎはバカになるからアカンよ!!とか言って ますけどコツコツと積み重ねる事はホントに…どんな世界であろうと大事な事だと、僕は思います。だから、子供のオナニー現場を 見て軽いショックを受ける偏見は、直ちに無くすべきだと思います。(見つかった日は凄いきまづい空気が流れていたので)

僕は景気づけにトンカツを食べた後、オナニーを18回した。何故なら背番号が18だからだ。 そして明日はついにアナルニア高校にとって、記念すべき1回戦の日だ。



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2005.04.24.sun 「僕が野球部を去ったわけ」#2

決戦当日、僕は早朝の6時に起き、いつ出番が来ても実力が出せるように清原選手のモノマネである股間をまさぐる仕草や、 空振りのモノマネをしていました。しかし、お前ら一般人は何で野球の練習しないの?と思うかも知れませんが、 そこにはあるドラマがあったりするのです。

というのも、野球部の練習が終わり、僕が素振りをしていたら監督がおもむろに近づいて、的確かつ情熱的な指導をしてくださると思いきや、 猪木も真っ青のスクリュードライバーをかまされた挙句、「必要ない!!お前にそんな事を必要はないんだよ!!この万年ベンチ要員めが!!」と 十地固めをかけられながら説教されたからです。…思ってみれば僕はまだ1年生で、主力である3年生を越す技術を 持ち合わせているはずもありません。本来ならば、この名門、アナルニア高校では練習に参加させてもくれない雑用レベル だった僕が、何故ベンチ入りできたのかというと、清原選手のモノマネが一級品である他ならないのです。 しかし僕も最初はモノマネが上手かった、という訳でもなく、どこにでも居る高校生でした。若干証明写真だけが清原選手に似ている ところを除けば。


そして僕等アナルニア高校は、13時に、ここ、アナルニア野球場の横にある公園で最終調整の練習が行われました。 アナルニア野球場は、プロ野球にも参加している「アナルニアジャイアンツ」が使う本拠地として使われているのですが、 高校野球の時期になると地区予選にも関わらず高校球児達に明け渡してくれるのです。 それもアナルニアジャイアンツの選手会長である高橋穴流のおかげです。 「一生に一度しかない高校野球を悔いが残らないよう堪能して欲しい。その為に最高の球場を提供します」 という声があっての支援です。彼がアナルを本当に愛しているからこそ、できる芸当だと思います…。 でなきゃ頭が狂ってるとしか思えません(下ネタを球団の名前にするなんて)


最終調整であるアナルニア高校名物「アナル1000本ノック」をこなした僕等ベンチ入り18名は、 ヘトヘトになりながら球場へと向かいます。今思えば試合前に1000本ノックをするなんて頭のネジが2本ほど外れているとしか 思えません。しかもズボンを下げてアナルが見える状態で、です。まあこの行事は全国的にも有名なので 警察に通報されたりはしませんが、大勢の人達を前にアナルを見せるので只ならぬ精神強化になると同時に、 回りから同情の声が起き上がります。


まあアナルニア高校のスカウトを受けた中学生達の大半は、 この名物「アナル1000本ノック」が原因でスカウトを断るので、部員は39名程しか居ないのですが、 部員は全員Mだったりするので、この程度ではへコたれません。そうでなければあのイジメとしか思えない練習に耐えられないから。 それと実は1年生で唯一のレギュラー「アナル太郎君」もスカウトを断ったらしいのですが、 アナル太郎君の一族はみんなアナルニア高校を卒業しており、入学しなかったら両親に勘当されるという理由で無理矢理入学したそうで、 野球部唯一の、いや学校唯一のSです。ちなみに僕は中学三年時の偏差値が9で、ここしか入る高校がなかったからです。


そしていよいよ球場に入場。球場では既に試合が始まっており、現在9回の表です。しかも僕等らのライバル校 「おれ、実はゲイやねん高校」が試合をおこなっているではありませんか!!おれ、実はゲイやねん高校とアナルニア高校と言えば プロ野球で言う阪神と巨人みたいな関係で、試合をするとなれば練習試合とは言え、500人程の観客が訪れる好カードです。 それが今、万年1回戦コールド負けの弱小高校である「ビチクソ高校」に一点ビハインドの0対1でリードを許しているわけなのです! まだ事態がよく読めてないお前らに詳しく説明すると、未勝利の少年野球チームが、V9時代の巨人に100対0で勝っている 状態です。こんな事があっていいのか。いや、あってはならない。もしビチクソ高校が勝つような事があれば、高校野球界に 衝撃が走ると共に、日本経済が崩壊します。というのも「おれ、実はゲイやねん高校」は練習機材を補充してもらう変わりに、 政治家に甲子園出場という条件で賄賂を渡しているのです。これで「おれ、ゲイやねん高校」が何故、評判が低いながらも 毎年甲子園に出場する理由がわかりましたね。ちなみに僕は小泉と友達なのでこの事実を教えて貰いました。


そしてその甲子園常連高校に勝っている「ビチクソ高校」を見てみて僕は納得しました。 「こいつらアナルニア高校のスカウトを蹴った奴らだ……!!」そうです、元々アナルニア高校の教育方針は 評判がいい方ではないので、毎日の練習には必ず私服警官が視察にくるようになってます。10年前のアナルにバットを 突っ込む事件はまだ記憶に新しいですね。まあそのような法に触れるか触れないかの練習ばかりなので アナルニア高校OBも自分がOBである事を中々言いたがりません。同窓会もある事はあるのですが、 途中で、「おれ、実はゲイやねん高校」のお株を奪うアナル争奪戦に豹変してしまうので同窓会も過去に1度しか 行われた事がないという期待通りの変態ぶりです。


しかし何故ビチクソ高校にそのような人達が集まったのか?それはビチクソ高校に通う野球部員のハンドルネーム「赤痢カレー」 の告発で明らかになりましたが、話せば長くなるのでここでは言いませんが、簡単に言えばアナルニア高校に一泡吹かせてやろう という魂胆のようです。まあレギュラー全員が1年生ですが、ベスト8には入るだろうと評判は高く、この神奈川に次ぐ最激戦地区である 愛知県のダークホース的存在になっており、全国の高校野球ファンからの応援も多いと聞きます。実は僕もアナルニア高校の教育方針には 疑問を感じていて…。


そのような個人の思いがありながら、どうやら試合が「ビチクソ高校」の勝利によって終了したようです。 ビチクソ高校には野球の知り合いが多数居るので雑談の1つでもしようかと思いましたが今は敵対している状態なので、 とても話せるような雰囲気ではありませんでした。そして並々ならぬ闘志を感じた僕は、少々圧倒されましたが なんとか堪え、選手控え室えと向かいます。それもこれもアナルニア高校で培った精神力がなかったら今頃は病院の上かも知れません。 そのくらい内に秘めた闘志が伝わってきた。どうやら本気でこの名門アナルニア高校を倒そうとしているようです。 そして僕等アナルニア高校一同は試合前のミーティングを開いた。

勿論、全裸で。



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2005.04.25.mon 「僕が野球部を去ったわけ」#3

カンニング竹山の「今からウンコします」的なノリで、試合前のミーティングは、アナルニア高校名物である射精大会が行われた。 なんでも「この試合に全てを出し切る」という意味 らしいのですが、僕はまだ1年生なので射精大会とか正直一ミリも知りませんでした。(しかも前日に18回もオナニーをしてしまったので気が気でありません)

ちなみにキャプテンのアナル三太郎先輩に何でこのような事をするのか聞いてみたところ、 「失う物がない方が、戦いやすい」という事で、これをする事により精子を失うどころかプライドも根こそぎ失われるので、 失敗を恐れずにプレイができる、という狙いらしいです。

そんな悪夢みたいな光景が展開された後、メンバー発表がされた。どうやら僕は精子が3メートルしか飛ばなかったので ベンチスタートらしいです。監督曰く、「精子と打球の飛距離は比例している」とのことで。本当に頭が狂ってるとしか 思えなかったけど、これが最後の大会である3年生達の目は、生き生きとしていた。彼等も入部当時は僕みたいな気持ちだったらしいのだが 一体何が彼等を変えたのか、僕は試合前のノック中ずっと考えていた。

もちろん試合前もアナル1000本ノックをやるので、みんな試合前だと言うのに、たった今延長18回の死闘を戦い終えたような顔色を しています。僕は一日に2回もアナル1000本ノックをやった事がなかったので、試合が始まっても気を失っていたのですが、 どうやら僕が気を失っている間に、試合は9回の裏まで試合が進んでいたようです。

そして目を覚ました僕は、3年生のイボジー先輩が持病のイボ痔で戦線を離脱したので、 控え選手は僕しかいないし、2死満塁という状況で代打に駆り出されたのです。「お前の仕事をやってこい!」とのことです。 でも僕の仕事と言えば清原選手のモノマネなので皆試合を諦めたのかなぁと思ったのですが、みんな目がマジです。ここで打たなかったら アナルニア高校名物「アナル焼きいれリンチ」でしょうね。これは前にアナル1000本ノックに耐え切れずに 逃げた新入部員が居たのですが、あとでこの「アナル焼きいれリンチ」をされたらしいです。で、その新入部員に退院後、聞いてみたのですが ショックで口も聞けなくなっておりました。 (アナルがヤラれたせいか、ウンコをする事ができなくなってしまったので液体による栄養補給をしているそうです)

ですが監督から出たサインは「清原の股間をまさぐるモノマネ」

ま、まさか…

こんな大事な場面でそのようなサインが 出るとは思わなかった僕は、念の為確認をとったのですが、何回確認をしてもモノマネのサインでした。先輩達もどうやらそれを 望んでいるらしいです。本当に最後になってもこの人達の思っている事はわからないナア…。いやいや、もしかしたら生意気な僕に 大失態を犯させ、アナル焼き入れリンチをしようとしているのでは……。

ベンチの思惑がわからぬまま、僕はサイン通り、おもむろに股間をまさぐった。今思えばバッターボックスで実行するサインでも何でもないし、 一体何を望んでいるのかがわからなかった。

しかし、股間をまさぐった瞬間にその事態は起こった。

「…………うわーーーー!!」

どうやら投手はまだボールを投げてもいないのに観客は総立ち。 中にはウェーブまでする輩まで居る。…一体なにが彼等をそこまで駆り立てるのか僕はわからなかったけど、 取りあえず一球目は見逃した。これでワンストライクだ。

そして次のサインは「清原の空振りをするモノマネ」。本当にこの人達は、もしかしたら負けるかも知れないのに こんな事をやっていていいのか、と思った。でもこの歓声を聞くと、なんとなくその訳がわかるような気がした。 そして二球目が投じられ、球場内に沈黙が走ると同時に、僕は空振りのモノマネのサインを実行した瞬間――――

「う、うわーーーーーーー!!!」

という先程の歓声を越える歓声が巻き上がり、鼓膜が破れる被害が3000件にも渡ったという。その後、あまりの歓声に気を 失った僕は、起きた時には三球三振していた…。しかし、今日最高の歓声を受けたのは僕のモノマネだったのかも知れない。 先輩達も悔いはないと思う。(アナル焼き入れリンチをされながら)


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2005.04.26.mon

■公共広告機構のCM何回見ても怖すぎ。でもちょっと現実味 っぽさが出ててオーバーな演出じゃないような気もする。これからウンコは畑でするようにしよう。

■明日は遠足なんですけど2年生が万博で3年は工場見学らしいス。まあ3年はもう就職とか考えないといけない時期なので工場見学は納得できますが、なんでレポートを書かないといけないのかが納得できない。だったら2年も万博についてのレポート書けばいいのに。

で、なんでごきげんようが今やってるのかがわからない。

■もうバイト辞めたい。

■久しぶりに下ネタ抜きの日記なんですけど、ごめんなさい。mixiからの転載でした。でも僕も日記書き始めた頃は下ネタなんて とても書けなかったんですよ…?(今はなんの躊躇いもなく書けます)(ちょっと自分が怖いです)

■普通に日記書いたつもりが、シリーズものになってしまった「僕が野球部を去ったわけ」の話ですが、 全4話で終了です。つまり残り1回の更新ですね。まあクソなくせにやたら長いので誰も読んでないと思いますが(僕も読み返しませんでした) (だから誤字とか多いかも知れません)まだネタも残ってるので反響があったら続きをいつか書こうと思います。1年後とか。


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2005.04.27.tue 「僕が野球部を去ったわけ」ファイナル

まさか僕のモノマネによって先輩達の長い3年間が終わった事など、一ミリも気にしてない僕は、 モノマネで有名な芸能プロダクションの「鈴木ゴンゾウ」さんからのスカウトを受けていた。どうやら清原選手のモノマネが 馬鹿ウケだったらしい。

ゴンゾウさんの話によれば、今から事務所と契約すれば、安田大サーカスより高いギャラを約束するとのことだったのですが、 僕はアナルニア高校の校則を知っていたし、野球部との両立が難しい。という理由で断りました。

というのも、僕だってこんなアナル養成学校なんて辞めて芸能デビューをしたかったですよ。でも監督が鬼のような形相でゴンゾウさんを 今にも絞め殺しそうな雰囲気だったので、断る他にゴンゾウさんの命を救う方法が無かったからです。

でも、今思えばあそこで契約をすべきだった…。まさかこの後、地獄のような事が待ち受けているとも知らず――――

試合後、3年生達が後輩達に言い残す事を言うイベントが起きていたのですが、監督が急にトチ狂ったのかこんな事を 言い出します。

「…もういいですよ。貴方達は我がアナルニア高校の名を汚した。罰としてアナルニア高校まで走って帰ってきなさい。 勿論いつものようにアナルニア高校の校歌を掛け声にして、です。サボった人は、どうなるかわかってますね…?」

「…え、ええーー!!!?」

僕は1年生だから事態がまだ読めないけど、あの先輩の驚きようを見ればかなりキツイ練習という事は理解できた。 しかもアナルニア高校の校歌といえば、下品過ぎて1回PTAから差し押さえの苦情がでたこともあったっけ…。 まあそんなラップとかも入ってる校歌なので、走りながら歌うとなれば滅茶苦茶辛いに決まっています。 勿論試合途中にイボ痔で負傷したイボジー先輩もヤレとのことで、本当にこの監督は麻薬でもやってるんじゃないだろうか?と この時以上に思った事はないです。

そもそも負けた原因の半分は、あんな大事な場面でモノマネのサインを出した監督にあるので、僕らは抗議したのですが、 「あ、酒入っとったから覚えてないわ(爆笑)」の1言で済まされ、監督に反抗した事に腹を立てたのか、ブリーフ一丁で 走れ、という犯罪的な練習内容に変更させられました。下ネタでラップの校歌を歌いながら、ブリーフ(アンパンマンの模様が入った) 一丁で走るなんて常人なら到底耐えられるような物ではありません。

でも僕等はやらなけらばならない。例えカップルに笑われようとも、アナルニア高校の生徒ならば、どんな任務でも こなす義務がある。そしてもしも失敗するような事があれば、今までこの歴史を作ってきた先輩達の顔に泥を塗る事になるから…。


そして死力を尽くした僕は、到着地点であるアナルニア高校の正門で、そっと息を引き取った。ブリーフにハイソックスを履いたその姿は、 とてもたくましかった、と言う……。(色んな意味で)


Fin



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2005.04.28.wed

「しゃ、社長!!ワシだってまだまだ現役でやってけますよ!!?!?!」

40年間同じ企業を支えてきたおじいちゃんは、今日で60歳を迎え、会社を定年退職した。しかし、いくら定年退職といえど、 おじいちゃんは会社から必要されていないと思ったらしく、おじいちゃんだけの為に用意した、定年退職記念の ビールやら食べ物が乗っているテーブルを豪快に引っくり返した。

「ワシャまだまだ仕事をやれるんじゃ!!定年退職がなんだ!!高齢社化会舐めんな!!?!」

テーブルの上にあったラーメンが社長の頭の上に散乱し、「社長!!その髪型どこの美容院でカットしてもらったんすか!!?!(爆笑)」 と声を大にして叫ぶおじいちゃんの姿は、とても定年退職するような姿には見えなかった。どうやら社長もお手上げという感じで おじいちゃんに詰め寄り、ローリングソバットを噛ましてたっけ。そして脳天を押さえながら転げまわるおじいちゃんの姿は、 やっぱり定年退職した方がいいんじゃないか…と思わせるには十分すぎるリアクションだった。

ローリングソバットを噛まされたおじいちゃんは、10メートル程飛ばされた所からムクッと立ち上がり、 頭を打ったのか、急にこんな事を言い出します。

「ワシャぁ、早稲田大学目指すよ…」

「………!!!」

そう言い残すとおじいちゃんは会社を後にした。その後姿は、復讐という気が満ち溢れているような気がして、 会社内は言いようのない空気に包まれた。

…それからだった。いつも3時出勤していた不真面目なおじいちゃんが、早朝の5時に起き、牛乳配達のスグルお兄ちゃん にローリングネックブリーカーを噛ましてから一日が始まる。そんな日が毎日続いた。勿論スグルお兄ちゃんも毎日そんな大技を 喰らわされてて黙っているはずもありませんでしたが、おじいちゃんから訳を聞かされ、泣きながら「僕でいいなら協力するよ」 て言ってったっけ。(額から血を出しながら)

そして3年の月日が流れ、おじいちゃんは献血を受けながら早稲田大学の入試試験に臨んだ。仮にも3浪しているので 今回ばかりは逃せないと意気込んでいるのか、首の骨折で入院中のスグルお兄ちゃんに、いつものようにローリングネックブリーカー を噛まそうとしてたけど、返り討ちにあって気絶。入試に5分遅刻してしまった!

慌てて入試会場に移動したおじいちゃんの顔は、鬼の形相そのものだったけど、おじいちゃんは事故を起こさぬよう、 細心の注意を払って時速20キロで移動した。

死力を尽くして試験会場に着いたおじいちゃんは、最後の気力を振り絞って試験に挑んだ。 そしてあれから10時間ぐらいが経過しただろうか…。試験が終了しても、いまだ帰って来ないおじいちゃんを心配した僕は、 試験会場に問い合わせてみることにした。

……………


どうやらおじいちゃんは試験会場で死んだらしい…。


しかも死亡時刻は試験が始まる前――――



おじいちゃんは

おじいちゃんは自分をクビにした社長に復讐する気力だけで、

生きていたらしい。


明日はGW(おじいちゃん、早稲田大学入学)の日です。


*  *  *

■明日を乗り切ればゴールデンウィーク(GW)なので頑張ろうかと思います!しかも半日授業なので!!なので!!


でも明日提出期限のレポート二枚も溜まってるよ…。どうしよう…。(もう明日とかどうでもいいや)

■ローリングネックブリーカー…相手の体を飛び越えながら前転しつつ、 相手の頭をキャッチして後方に倒しこみ、 後頭部からマットに叩きつける。 というワザ。



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2005.04.29.fri

僕とかいってマジ資本主義者なので、バイトとか「ちょっとちょっとぉ!そんなに働いたらうちの会社潰れちゃいますよぉ!!」 と言われるくらいまで働きます。月のノルマは100万円ですしね。

んでまあ、僕はバイトながらも月に研ナオコ並みのギャラを貰うので、 正社員から陰湿なイジメを受けます。前なんか僕の机に「お前の母ちゃんヤリマン」とか書いてあったし、マジリストラに追い込んでやった。 僕とかいって社長とも「あ、昼どうする?」とかタメ語で喋る仲ですから、普通の社員なんか悪い情報をちょちょいと流してやれば あっという間にリストラか人事異動です。まあ僕も優しいので?リストラにはしませんけどネエ!!へへへへ!!!(社員の名を名乗って社長の実家に100回宗教勧誘の電話をしながら)

しかし僕も苦手なバイトもあります。こう、主に情が移ってしまうような職業は基本的にダメです。まあ例をあげるとラブホテルの清掃員とかね。

だって、子孫繁栄の儀式を行った後の!汁がついた!ベッドを掃除するわけですよ?!!へへへへ!??!これが興奮せずにいられますか!!? …とにかくラブホテルとかは僕には到底耐えられるような物ではありません。いくらラブホテルの部屋は防音になってるからとは言え、 僕みたいに我を失ってベッドの上で発狂しながら妄想オナニーをするかも知れない人が、そんな仕事をやってはいけないのです。 というか本当にやりそうで怖いのであえてタウンページにあるラブホテルページは破り捨てました。ビリビリビリと。

そもそもラブホテルとかいって?タウンページにはビジネスホテルとか銘を打ってあったので、僕はまんまと高校生と名乗って バイトの電話をしてしまった訳ですけど、その事をクラスメイトに言ったら散々イジられてしまいました。

ホントね…こういう事からイジメに発展するんだと思います。あだ名がジョイ(ラブホの名前)になりかけたし………って 聞いてるんですかぁ?!!!?!この性社員どもめが!!もう怒った!!お前らは死ね!!コンドームを頭からかぶって 死ね!!隠しカメラつけたのがバレて告訴されて死ね!!お前らみてると……異様に羨ましいんだよ!(何だかんだ言って正直、働きたかった!)



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2005.04.30.sat

一日中バイトをしていて思いついた今日一番のギャグは、「アナル拡張カートリッジ」なので、今日は 僕がノーベル賞を受賞した話でも書こうかな!そうだね、あれは僕がまだ、6歳の頃だっけ。

「おじいちゃーん、今日は何の遊びしてくれるのぉ?」

「そうだねぇ、じゃあベーゴマなんかどうじゃ?」

「えー、もうそれ飽きたー!」

「そうかそうか…それじゃあ今日は一段階レベルを上げて、穴掘りでも…どうじゃ?」

「え、なにそれー!なんかよくわからないけど楽しそうだね!やり方教えてよ!」

…そう言うと、おじいちゃんはおもむろにズボンを脱ぎ始めた。おじいちゃんのマンモスは、愛・地球博にあるマンモスの 模型よりもたくましく、元気いっぱいな様子だった。でも1つ疑問をあげるとすれば、おじいちゃんの雰囲気がさっきとちょっと 違うとこかな。なんていうか息が荒くなってた。

「ほれほれ、どうじゃ」

「うわー!おじいちゃん…パパより大きい…」

「ほっほっほっほ。それじゃあ始めようか?」

「うん!」

「それじゃあ目を瞑って。10秒経つまで目を開いてはダメだよ?」

そうおじいちゃんが言うと、なんだか下半身が触られている感覚がした…。これってまさか…ズボンを脱がされているんじゃ…。

「おじいちゃん!待って!」

そう言った時には僕とおじいちゃんは裸になっていた。しかも留守中の家でおじいちゃんと2人っきりなので、助けを呼ぼうとしても 誰も助けてはくれません。

そもそも僕はママに、「じゃあちょっと買い物に行って来るけど、おじいちゃんの言う事は聞くのよ?」 と言われているので、おじいちゃんの言う事は絶対なのです。もしもここでおじいちゃんの遊びを拒否したり、 助けを呼んでおじいちゃんの機嫌を著しく損ねた場合には、きっとママに密告されるに違いありません。 まあそうなった場合はご飯抜きと野宿ですよね。

少しの沈黙が流れた後、おじいちゃんはこう言います。

「穴が小さいな。」

何の穴なんだよ!!?と言いたくなりましたが、おじいちゃんが見つめているのは僕のお尻だけでしたので 、ああ、僕のアナルが小さいんだな、と思ったのは言うまでもありませんね。しかも、数十年前にはパパが入っていたその棒状のスティックは、 ドックン…ドックン…と血液の流れる音が聞える程いきり立っていた。僕はただ、それを見つめる他になかった。 血液の鼓動を1つ1つ感じるように…。

しかしおじいちゃんはズボンを履き直し、「じゃあベーゴマやろうか?」と急に切り出してきたので僕は驚愕した。 一体何がおじいちゃんの気を変えたのか。その答えは僕が大きくならないとわからないような気がする…。


そして10年の月日が流れ、僕は異性を気にする様になった。ああ、これが思春期だろうか。と我ながら自分の成長ぶりに 関心していると、ある言葉が僕の脳内によぎった。

「穴が小さいな。」

僕も何の前触れも無く聞えた言葉なので、よくわからなかったけど、どこがで聞いたことがある言葉というのはわかった。 そうだ、今は寝たきりのおじいちゃんが言った台詞だ。今、おじいちゃんから「女紹介してくれよ」っていうメールが来て 思い出した。これはおじいちゃんが僕の幼生時代に言った言葉だった。

しかしおじいちゃんも、もう先が長くありません。あとはベッドの上で死を待つだけなのか…。と思うとなんとかしてやりたくなった。 が、僕にはまだ何もしてやる力がない。もうちょっと噛み砕いて言うと、僕のアナルにおじいちゃんのマンモスは大きすぎるから入らない。 だから中学最後の課題研究は、「アナルを大きくする方法」について5人で発表することにした。 というのも、密かにおじいちゃんが書いている遺書に、「死ぬ前にせめてアナルにいれたかった」と言うセリフから始まる遺書だったので、 僕はその夢を叶えてやりたいの一心でこのテーマにしたわけです。勿論アナルに入れられる人は同じ研究グループの 小林君です。

小林君は男子だけで構成されている小学校に居たので、小学二年生からゲイの道に走っていたそうです。そうだよね。 小さい頃に性格など全ての要素や常識を自分なりに決め付けてしまうのかも知れないし、そこに女の子が居ないとなれば必然に 恋愛対象は「男の子」に向けられる。そうなっても何もおかしくないじゃないか。そうして僕たちは彼を研究グループに受け入れたんだ。 もう1度言うけど彼は悪くない。時代の偏見が悪いんだ。

そして僕らは7ヶ月もの歳月を掛け、「アナル拡張カートリッジ」を発明。これも小林君の活躍無しには完成はなかった。 というのも、完成したはいいけど実験体となるモルモットを1人用意しなければならない、という状況が生まれた訳なんですけど、 もし失敗したらアナルが爆発。すなわち直腸がヤられてしまってウンコができなくなってしまうので誰もやろうとはしません。 場合によってはおチンチンもやられてしまいますからね。

だからここはゲイであると同時に、極度のMである小林君に実験体になってもらうことにした。

「僕がもし死んでも後悔はしないよ。だって、おじいちゃんの役に立てたから。」

という最後の言葉を言い残し、小林君は死亡。実験は失敗に終わった。さようなら…。小林君…。僕らは君の死を決して無駄には しないよ…。

そして僕らは実験データから様々な情報を得て、「アナル拡張カートリッジ4WD」を開発することに成功したのであった。 このアナル拡張カートリッジ4WDは、コンピュータ上で実験を済ませてくれるので、実験体はいらない。ただしコンピュータは感度を 感知しないので、実際にアナルにカートリッジを繋いで、脳にデータ転送をする時、あまりの快感に気を失う事は実際にやってみないと わからないという課題が残っていた。

しかしおじいちゃんの命も長くないので、僕らは「まあ死んだ時は死んだ時でいいじゃないスかね。寿命短いし」みたいなノリで 研究の成果を弾き始めた。もちろん小林君は死んでしまったので、アナルを大きくするのはこの僕です。僕から言い出した研究なので 最後までケツは持とうと思ったので。

そして、僕はカートリッジをアナルにいれてデータを脳に転送した。

「現在60%データを転送しました。引き続きデータ転送を行います。」

「うむ。(あお向けになって後ろを振り返りながら)(もちろん全裸で)」


ピピピピ―――、不正なデータがあったため、転送を中止します


「…………!!!!」

「なんだと!!?」

「ま、まさか…バグか!!!!?」

と、まさかのハプニングに、僕らはシステム自体を修正せざるを得ないという状況に追い込まれた。 実験は失敗に終わった!

そして僕はシステムに生じたバグのせいで、脳に後遺症が残り現在は精神病院に通っている。でも僕は後悔はしてないよ。 例え、僕の体がどうなろうとも、人のために何かをするってことは素晴らしいと、思うからさ…。 (そして残ったメンバーで改良した末、100年後には日本でアナルオナニーが大流行し、この「アナル拡張カートリッジ」がノーベル賞を受け、100億を越す 売り上げを挙げたのは、また別の話。)


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